グランドピアノの場合です
今回は、ハンマーヘッドと弦の距離が空きすぎている場合、逆に詰まっている場合です
ハンマーヘッドを整えたあとに二度打ちする場合などは、特に弦とハンマーの距離問題の疑いが濃厚です
①用意するもの
キャプスタンドライバー(だいたい2000円弱)
②調整する部分
キャプスタンスクリュー こちらの図の番号72
③作業内容
キャプスタンスクリュー(図の72)を回し、ハンマーヘッド(図の33)の高さを調整する
スクリューを右に回すとハンマーが上がり、左に回すと下がる
なお、出荷段階のハンマーの高さは、低音が最も高く、中音が次に高く、次高音がその次、高音が最も低い(次高音と高音が同じ高さのピアノもあります)という、階段のような構造です
【アップライトピアノの場合】
【その他の手段】
①調律師に依頼する?
良い調律師に出会えているならば、それでいいのですが
私は残念ながら・・・
②高品質の電子ピアノ
ピアノ・リアリティ・テクノロジーを搭載したローランドLXシリーズ(中価格帯のLX6で33万円弱)(10年保証付き)が、ベストの選択肢かもしれません
良く調整されたスタインウエイは、LXシリーズでコンサートグランドを選んだ場合とソックリで、逆にスタインウェイの整い方に感心するほどです
イタリアのオペラ歌手も高品質の電子ピアノを使っています
適切なメンテナンスがなければアコースティックピアノは絶望的に質が劣化しますし、適切な調律師に出会って適切にメンテナンスを続けるのは困難だからです