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Monday, December 9, 2024

ピアノのトラブル&解決(鍵盤下の異音の解消)

ピアノアクション図と部品名


打鍵すると、この動画みたいな音がしました

カチカチ音

この調律師さんは、鍵盤下のゴミを取り除いて直したそうです

そこで、私も、鍵盤全体を引き出し、分解し、鍵盤を外し、鍵盤下に掃除機をかけ、鍵盤全体をもとにもどし、打鍵してみました

残念ながら、効果なし


もういちど、ピアノを分解して観察したところ、センターピン周りのバランスパンチングフェルト1枚に加え、紙が7枚も入っているのに気づきました

他の鍵盤では、最悪10枚というものもありました

これらが経年劣化で波打ち、カシャカシャいっていたのです

そこで、紙を減らしたところ、異音がかなり消えました




(追記)

この記事を書いた1週間後、つまり12月中旬に、バランスパンチングクロスをオリジナルの1.3mmから3mmに交換

また、センターピン周りの紙はすべて廃棄、フロントピン周りの紙は減らしました

さらに1か月後、2025年1月、フロントピン周りの紙も全て除去しました















(考察)

ヤマハでは、コスト削減のため、センターピン周りでは薄っぺらくて安物のフェルトを使い、大量の安い紙を入れて高さのつじつま合わせをしていたようです

コスト削減でクオリティを下げれば、ピアノが信用を無くし、売れなくなるのも道理です


(紙パンチングを使いたがる調律師)

日本の調律師のユーチューブ動画を見ていると、鍵盤の高さ調整のために、紙パンチングを多めに使いたがる人たちがいます

日々ピアノの爆音に長時間さらされて聴力が低下したため、紙パンチングが異音の原因となりうることに気づかないのでしょう

このような調律師に依頼されている方が、お気の毒です

ピアノのトラブル&解決(ダンパーヘッドの機能回復)

部品の名前はこちら

グランドピアノアクション部と部品名 


【ダンパーヘッドの機能回復】

低音部の一番上の音(A2#)で、ダンパーヘッド(部品図の1~3)(弦の上にある黒いやつ)がキチンと音を止めなくなりました

つまり、鍵盤から指を離しても、音が伸びっぱなしとなりました


原因:ピアノ内部に掃除機をかけ埃を取ったとき、ダンパーレバーにぶつかり、ダンパーレバーの位置がずれた


解決:アクション部分を外し、奥のダンパーレバーを上げ下げして、適切な位置に戻した


ピアノの二度打ちを原因別解決:ジャック調整

 部品名称 グランドピアノアクション


打鍵1回に対し、ハンマーがバウンドして2回目の音を鳴らすのが、二度打ちbobbling です

要するに、ハンマーが無駄に跳ね返りを繰り返しているわけです

原因は、いくつかありえます

今回説明する、アクションの「脱進」を確保するのは、解決方法の一つです


脱進とは

①プレイヤーがキー(図の104,105)を打鍵し

②ハンマー(図の35)が上がり

③ハンマーが弦を叩いてから下に戻り

④ハンマーローラー(図の38~40)がレペティションレバー(図の51)を押し下げ

⑤ジャック(図の58)の先端がハンマーローラをとめる

という、一連の流れです


ここで脱進がうまくいかなければ、つまり④⑤でハンマーローラーがシッカリ止まらずにバウンドするときに、二度打ちになる、という訳です


(やり方)

ジャックスクリュー(図の60)を回し、ジャック(図の58)を適正な位置に戻します

ヤマハC3Xのレペティションレバー(図の51)には、目印の線が引いてあります

この動画では、前の隙間からツールを差し込んでジャックスクリューを回しており、それができるのであれば簡単なのですが・・・


ヤマハC3Xでは、もっと複雑

・キーボード全体を引き出す(キーボードを載せるため、ピアノ鍵盤と同じ高さの机があると便利)

・キーボード後ろのサポートフレンジスクリュー(図の67)を回し、三角形(サポート本体、ジャック、レペティションレバーなどで囲まれた部分)をマルっと外す

・ジャックスクリュー(図の60)を回して、ジャック(図の58)の前後を調整する

・それに伴い、レペティションレバー(図の51)の高さを調整する

 つまり、レペティションレバースクリューを回して、ジャックの頭の高さとレペティションレバーの高さが同じようになるようにする

・一連の引き出したものを、全て元通りに戻す

という手順が必要でした

Sunday, December 8, 2024

ピアノのトラブル&解決(鍵盤沈み込みの解消)

☆部品名称は、こちら グランドピアノアクション


【キーの沈み込みの解決】

本日の作業中、4個のキーの戻りが、他のキーよりも低くなりました

つまり、鍵盤の一部が、大げさに言うと、そこだけ穴ぼこみたいになりました


直前にしていた作業は

・ハンマーのファイリング(紙やすりで削る)

・アクション部分の1階部分(鍵盤がある)と2階部分(ハンマーがある)をつなぐスクリューを外して、掃除機でゴミ吸引


そこで、もう一度スクリューを外して、1階と2階を分離し、原因を探しました









原因1:アクションの1階(鍵盤側)と2階(ハンマー側)を接続する8個のねじのうち、中央部分のねじ4個(特に手前側の、斜め方向に締めるネジ)の締め方が、きつかった

解決1:軽めに締めなおした


原因2:鍵盤押さえスクリュー(図の番号101)を締める鍵盤押さえスクリュー(図の番号101)(2層構造の外側の丸いネジ)の締め方が、きつかった

解決2:軽めに締めなおした


原因3:ファイリングをしてハンマーの位置が下がったため、キーも下がった

解決3:キャプスタンスクリュー(図の番号72)を回転させ、ハンマーヘッド(図の33)を上げた(他のキーのハンマーと高さを揃えた)

   ☆脱進がスムーズになり、次の記事の二度打ち防止の解消にもつながりました


Friday, November 29, 2024

ピアノのハンマー調整

気持ちよくピアノを弾くため、優秀な調律師さんを探し求めました

が、遠い、遠すぎる

香川県 白川ピアノ

Howard Piano Industries

Heirloom Pianos


調律・調整は、技術的にはロケットサイエンスではなく、日曜大工の延長程度です

Learn the Art of Piano Tuning 🎹 Tutorial for Do-It-Yourself-ers

私も、YAMAHA 2014年製造購入 C3Xの調律調整を、自分でメンテナンスしています

必要なのは、ピアノメーター(チューナーアプリ)と若干の道具で、驚くほど簡単

1か月ほどで、一通りのことができるようになりました

自分で出来なさそうなことは、ほとんどありません

将来、響板が割れるようなことがあれば、さすがに私の力量を超えますので、そうなれば諦めて処分して、ローランドLX6を買おうと思っています


さて、今回はハンマーヘッドの調整(ファイリングとヴォイシング)です


1 ファイリング


(1)定義

紙やすりでピアノのハンマーヘッドを削ること


(2)方法

弦でついた轍(わだち)の様な凸凹をならし、ハンマーヘッド全体の形を整えます

①アマゾンで、80,150、240,400の紙やすりセットを買い、この順でヤスリがけをします

②蒲鉾板を、紙やすりのサポートに使います

③ゴディバの箱を使って、10本程度のハンマーヘッドを揃え、まとめてヤスリをかけます

 この動画のように、ハンマーヘッドをまとめるのです

 一本ずつだと、(上の写真のハンマーで、少し持ち上がっている3本のように)弦が当たる部分が弧になり、ハンマーに当たる減と当らない弦が発生するリスクがあり、これが音質に影響するためです


④掃除機をかけて、わたぼこりを取り除きます

⑤アイロンをウールの温度にして、ハンマーヘッドに軽くかけます

 毛羽立ちを押さえるためです


(3)効果

こもって詰まった音・フォルテが出ない鍵盤などが改善され、明るく飛距離のある音になります

ただし、丁寧にやりすぎると金属音が大きく響くので、次のヴォイシング(針刺し)が大事になります


(4)範囲

気になる40鍵に限りました

・中音域~次高音の音質のバラつきが耳につくので、B2~B5までの3オクターブ+1

・特に音色の気になる高音2鍵と低音1鍵


(5)後処理

ハンマー作業後はキャプスタンスクリューで、ハンマーの高さ調整をします

ヘッドが少し小さくなり、弦との距離が長くなり、ハンマーが脱進しないという問題が起きるためです


2 ヴォイシング




(1)定義

針を細かくハンマーヘッドに刺していくことです


(2)目的

金属的な共鳴音を、柔らかくします


(3)方法

少しずつ時間をかけて繰り返します

・アクション全体を出して針刺し

・アクション全体を戻して音質確認、キンキン鳴るキーをメモする

・再びアクション全体を出して、メモをもとに針刺し

・再びアクション全体を戻して・・・(以下、繰り返し)


(4)範囲

ファイリングした40鍵と、次低音で金属音が気になる1鍵、合計41鍵

2~3時間 × 7日間


(5)道具

専用の針(写真に斜めに映っているもの)針先は3本

蒲鉾板で、ハンマーシャンクの支え


(6)お手本動画

最初は弦に当たる部分を完全に避けていましたが、これでは効果がなさすぎ、時間ばかりがかかりました

こちらの動画を参考にしたところ、2時間ほどで終了しました

ピアノ整音 音色とタッチの調整


(7)後処理

軽くファイリングを繰り返す

モコモコ感を適切にそぎ落とします


ただまぁ、コスパ重視の時代ですから、電子ピアノが圧勝かな・・・

ローランドLX6にはファツィオリやスタインウェイのモデリングも入っているという話ですし・・・💦

Saturday, November 16, 2024

自分でピアノを調律・調整したほうが良い理由(または電子ピアノ)


うちのピアノの音程と弾き心地は、100点満点で、次の通り

・調律師に頼んでいたときは30点(音のこもり、鍵盤の反応が悪く音量の変化をつけようとして手首の痛み、音程ガタガタ、スケールはビッコを引いた感じ、トリルが入らない、鍵盤が安物の電子ピアノのように固い、音量コントロールができず特にフォルテが出ない、鍵盤下からの異音、ダンパーペダルで踏み込む以外の選択肢がなく微妙な変化が付けられない、など)(総じて、6万円のローランドの電子ピアノに余裕で負ける)

・今年の11月3日より、自分で調律を始め、Flange screwをしめ、60点

(問題が大幅に改善し、安物の電子ピアノくらいにはなった)

(スクリュー締めは10分間でできることなのに、10年間、調律師はタダの一人もこの作業に思いが至らず直せなかったのです・・・)

・ハンマーの高さ合わせ、70点

・drop screwを締めなおし、ばねを調整、脱進を適度にして、75点

(ここで安物の電子ピアノを超えた)

・ハンマー調整、劣化した紙パンチングを取り除いて異音除去、パンチングクロスを厚みのあるものに交換、掃除機かけ、鍵盤の高さ調整で、80点

・ペダル調整で85点

(やっと使用に耐えるレベルになった)

・キーブッシングクロス交換と再度ばね調整で90点

(かなり良くなった、ホールのピアノよりも良いかもしれない)


しかし、コスパ重視の今の時代は、電子ピアノが無難でしょう

2017年のアンケートでは、アコースティック1:電子ピアノ15

ピティナ:電子ピアノとアコピの販売台数比

メーカーや楽器店も、電子ピアノのほうが利益率が高いので、電子ピアノ推しの様子です


消費者から見た場合、つまり、ピアノ以外の楽器や声楽のプロ、アコースティックから移行した愛好家、ピアノを副科としている学生さんの間で密かに評判が高いのは、ローランドの高価格帯(LX6以上)

・音がサンプリングではなくモデリング

 つまり、周波数を取っているので、元のピアノの調律崩れがそのまま電子ピアノに注入されるリスクがない

・音量だけで120段階以上なので滑らか

 これに対し、ヤマハやカワイやカシオなどの電子ピアノは10~20段階でガクガク

・ヘルツ数をお好みに調整できる

 アコースティックピアノでは、440か442を基本に次の調律までに下がることを見込んで上振れさせることが多く(丁寧に配慮するならば、高音と低音を10セントつまり2ヘルツ程度、中音を5セント程度つまり1ヘルツ程度上げるようにすることも多く、耳のいい人ならば調律直後は「・・・うん・・・悪くないけど・・・」となる)、444以上をベースにすることはストリングの負担を考えてやらないことが多い

 しかし、LXでは弦切れの配慮が不要なので、上げたければ上げられるし、音の下がりを気にする必要がないので88鍵すべてのヘルツ数を一定に出来る

・世界初のタッチセンサーキーを開発した会社であり、そこから半世紀かけて進化を続けている

 高価格帯(といっても約33万円~、アコースティックピアノと比べて激安)はタッチ感が限りなくアコースティック

 しかもタッチ感を調整できる

・グランドピアノを模した形状のシリーズは、ピアノ内部の響きも調整できる

・ペダリングがスムーズ

・LXシリーズは10年の無料保証付き

・・・など

私も試弾しましたが、確かにC3Xよりも遥かに優秀と感じました

欲しいのですが、現時点で手持ちのC3Xは売る気がないので、置き場が確保できません

\(^o^)/オワタ

Wednesday, November 13, 2024

ピアノの調律は自分でできる!

簡単です

技術的に難しいことは何もなく、要るのは日曜大工のように単純作業をたんたんと続けていく根気のみです

自分のピアノを自己責任でいじるのであれば、調律学校に通う必要もありませんし、調律師試験に受かる必要もありません

とくに、ギターやマンドリン、ウクレレといった弦楽器の経験があり、普通に自分でチューニングされていた方であれば、超がつくほど簡単と言ってもいいでしょう

何よりも、気になったらいつでもチューンナップ出来るわけで、コツコツと作業を積み上げていくことでピアノの状態は相当に良くなります


1 チューナーアプリでコスパの良いもの ピアノメーター

無料お試しは、ピアノタイプ選択可能、440ヘルツ、C3からC5まで

私が買ったのは初心者向け(2540円)、全スケール対象、ヘルツかを自分で選べます

プロ向けは、年5000円または4万円一括、非常に機能が細かい

ヤマハやセイコーなどのポケットタイプのチューナーを使う調律師もいますが、アプリのほうが機能性が高い

なお、仕事に妥協のないドイツの調律師の間では、音叉は2000年ころには完全にオワコンでした・・・実用品ではなく、ファッションとして持つにはいいかもしれません


2 道具

お手持ちのピアノに合った道具を、販売店と相談して、購入してください

うちのヤマハC3X(2014年製)の調律・調整用に、最初に買ったのは、次の通りです


左から、弦止めフェルト、フェルトウェッジ、チューニングハンマー、キャプスタンドライバー


その他に買ったもの

・ドロップスクリュードライバー(ドロップスクリュー調整用)

・スプリングアジャスター(スプリング調整用)

・ピッカー(ヴォイシング用)

・キーブッシングクロス(鍵盤下のホールの周りに張り付けてあるフェルトの交換)

・キーブッシングリムーバー(古いキーブッシングクロスの取り外し用)

・キーブッシングウエッジ(フロントとバランスでそれぞれ5個ずつ)

・紙やすり(アマゾンで80,140,250,400、さらにダイソーで追加購入)

・PVC用ボンド(アマゾンで購入、キーブッシングクロスの貼り付け)

・PTFE粉末(アマゾンで購入、オーバルピンの磨き)

合計で3万円ほど


家にあったもの

・プラスドライバーやマイナスドライバー

・アイロン

・ピンセット


(参考動画)

DIY調律  mattias Holmgren 調律動画


各工程のブレイクダウン Howard Piano Industries


鍵盤アクションの引き出し方 鍵盤アクション引き出し


Which coutries love Japan?

  Mutual Love: Taiwan, Australia, All the South East Countries like Philippines, USA One-way-loved: India, African Coutries like Kenya, Russ...